月刊Songs

本誌で語られていることに限らず、今まで聞いた彼に近しい人たちの「あかにしじん」の中で、監督が感じている「あかにしじん」が私には一番しっくりくる。あ、そんな感じ、とストンと落ちてくるというか。私としては監督が過ぎた感傷をナルシズムと捉えていることに安心しました。そこを外すとナツくんの青さや痛々しさが嘘くさくなってしまう気がして。